一般社団法人日本ホームステージング協会 - 有限会社アルテシテの小塚陽子さんインタビュー
有限会社アルテシテの小塚陽子さんインタビュー

有限会社アルテシテの小塚陽子さんインタビュー

第4回は、有限会社アルテシテの小塚陽子さんです。

アルテシテとはイタリア語でarte(アート)とcite(まち)を組み合わせた言葉で、“まちにアートを、暮らしにアートを”コンセプトに活動されています。
公共・商業施設・銀行・病院や個人邸に至るまで、空間デザイン&ブランディング、リノベーション、ホームステージングを行う小塚さんにお話しを伺ってきました。

—ホームステージングを始めた経緯を教えてください—
公共・商業施設などの空間デザインやプロデュースを主に行っていますが、NY在住の経験や、ホームステージングを知ったことで、帰国後ホームステージャー1級を取得。
数年前からホームステージングの講演やセミナーをする機会にも恵まれ、日本でホームステージングがメジャーになる前からホームステージングを導入しています。

—最近された個人邸ホームステージングのお話を聞かせてください—
2年程前にホームステージングの講演依頼があり、講演終了後にお嬢様が独立の際には相談したいとのお話をいただき、この春ご依頼の連絡を頂きました。
書籍関係のお仕事の関係もあり、ご自宅や子供部屋には大量の本やモノがあり、なかなか整理できずにいました。ご家族だけだと、片付けがなかなか進みませんが、ステージャーが間に入って話を聞きながら進めることで仕分けや片付けが数倍スムーズにすすみます。
片付けは当初数日と思っていましたが、ステージャーが入ることで、特にお嬢様の片付けはかなりスムーズに進み、スタッフ1名とご家族で片付けはほぼ二日で完了しました。
150袋以上のゴミ袋、家具も含めるとかなりの処分となりました。

室内が片付いていくことで当初のイメージは漠然としていても、具体的な希望を伝えていただくことができます。それらの情報をもとに具現化するのがステージャーの役割です。
弊社ではクライアントに必要だと思う部分をプラスαした提案も心がけています。
今回のリノベーションのポイントは玄関からリビング、各部屋をアクセントクロスで演出、各室内はそれぞれの用途に合わせたクロス使いで大胆にイメージチェンジをはかりました。天井高いリビングの壁面はどんな絵画等にも合うようギャラリーのような雰囲気に。
御夫妻で選定された新たな家具も空間に相応しく、暮らしの質が格段とアップしました。

 

artecite2019_before2

Before

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After

—ホームステージングのエピソード—
片付けが苦手でモノだらけ部屋を片付けからリフォーム、室内動線、食器に至るまで全て整えたことで、長く暮らした以前のモノだらけの環境がなかったかのように、数年経った今でもリバウンドすることなく快適に暮らしいます。ほとんど料理をされなかった方が、キッチンを好みの空間や動線、食器まで整えたことで料理好きになったということもあります。時には工務店の人から「これを選ぶの?この場所?普通はこうしないよ」と言われることもありますが、これまでのやり方に縛られるのではなく、柔軟かつ臨機応変に顧客のニーズで、様々な提案ができることが大事だと考えています。

—ホームステージャーの喜びを感じることは—
先日オープンした、コワーキングスペースのリノベーションは施工を含め短期間のプロジェクトでしたが、無事オープンを迎え、内覧会では、最初に「わーステキ」の声が聞こえた時にホッとするとともに心満たされる嬉しい瞬間です。
その後も「今までの公共施設にはない、機能的でお洒落な空間」「細部にまで気遣いが感じられ、初日から快適に仕事ができました」と生の声をいただくことで、お役に立ててよかったと思うと同時に、自身の励みにもなります。

—ホームステージャーに求められることー
暮らし・住まいや空間に関してトータルでのご提案ができること。
顧客のニーズに応えることができる。
経験を積むことはもちろん、日々の研鑽も欠かせないと考えています。

—小塚さんが考えるホームステージングとは—
弊社では「あなたの理想の空間を叶えます」「暮らしの視点から空間をトータルブランディング」を掲げています。弊社ならではのホームステージングの特性を活かしながら、さまざまなご依頼を具現・具体化するとともに、人に寄り添うことができるステージャーでありたいと思っています。

フォーカルポイントとなるインテリアグリーンを何度も調整を重ねるなど、細部まで完璧さを求めアーティストのような感覚をお持ちだと感じました。
ありがとうございました!

小塚さん2019

アルテシテHP:http://artecite.co.jp/wordpress/